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■自分のことをもっとよく知れ
フランスの小説家で、自分を知りたくないという性癖があった男。 妻とセックスができずに、晩年は同性愛者となった。 そのことを知りたくなかったのだろう。 自分自身を知らないと、人生の数年、いや数十年を損失する。 あなたが画家になりたいとしよう。絵を描くのが大好きなのだ。だが、実は、その絵は、誰が見ても下手くそで、また下手なりに訴えるものもない。 ゴッホのような逆転劇があるようにも見えない。死後、評価されることもないということだ。 なのに、絵を描き続けて、凡人のまま人生を終えてしまう。自分が見えないと、こういう大失敗をしてしまい、無駄な時間を過ごす結果になる。 自分の才能、女の好み、仕事の限界など、すべてを把握して、それを認めたほうが人生は好転するし、ストレスもない。 ■「人事を尽くす」から運はつかめる
「その人間に相応した」というところが言い得て妙。 残念だが、人間には差がある。 才能がある人間と、ない人間の差である。 才能があれば幸せになれるというわけではない。 才能があると、人生がバラ色で、なんでもできて、夢のような生活が続くというものではない。 才能がある人間は、花々しい時期が長いか、短くても太い。 才能がない人間は、花々しい時期が短いか、長くても細い。 どちらが幸せかは誰もわからない。 一度しか花々しい時期がなかった人もいるように、人間は、苦しみながら生きていくものだ。 辛いこと、苦しいことが人生の八割を占め、笑っていられる生活が続くことなんかほとんどない。 花々しさを得るコツは、健康な体を作り、維持していくことだ。 ずっと健康でいれば、必ず、いい話が舞い込んでくる。 体だけではなく、心も美しくしていれば万全だろう。 ■ 「成功者の苦悩」を知っているか
絶対に成功者を妬んではいけない。 どんなに成功している人でも、情けない部分や苦労した過去があるもの。 人間には、辛い時のほうが多く、楽しい時はひと時だ。 国によっては、辛いばかりの人生を送る人も多い。 日本においては、今、苦しい人は、必ず楽になる時期もやってくる。 人間には運勢の波が必ずやってくるので、運勢が下降になっている時こそ、次に訪れる運に向かって、自分の知識やキャリアをアップさせる良い機会だと思うことだ。 ■100%の不幸を50%にする方法
世の中、ひどく不公平である。生まれた時から順風満帆、頂点に一気にのぼり詰める人間がいる。特に、二世に多い。 不幸は、生まれながらのものが多い。 不幸、二世みたいなものだ。 似ている状態に、不運という悲劇があるが、これは生い立ちには関係がない。 しかし、不幸は努力でなんとかなる。 100%の改善はできないが、50%くらいは不幸を取り払うことができる。 その時に、自分が何者かわかるだろう。 「不幸に屈せず努力した」と。それを誇ってほしい。 ■「運がいい」だけでは這い上がれない
人間は、必ず誰かの協力があって生きている。 親の協力。 恋人の協力。 仕事仲間の協力。 意外と協力的ではないのが、実は同性の友人で、遊ぶだけで、利益は得られない。 しかし、遊ぶことも大事なので、それはそれでよいし、友達が一生をぶち壊すことは稀だ。 やはり、その人の一生を台無しにするほどの人間は、親か恋人か仕事仲間なのだ。 幸運というものは、総じて、他人が運んでくるものだ。 珍しいことや突然のこと。だから、「運が良かった」という。宝くじに当たったら、その幸運は、親がくれたものでなければ仕事仲間がくれたものでもない、というわけだ。 人間というのは、運がいいだけで這い上がれるもではなく、やはり親、恋人、仕事仲間に助けられることも必要だ。 ■ 「偶然」を続ければ「必然」になる
美しい女性を手に入れたとしよう。 一度なら偶然。 二度なら必然である。 仕事で成功を収めたとしよう。 一度なら偶然。 それが持続すれば必然である。 ■自分で苦労を重ねて伸びろ
仕事ってものは、自分の才能を発揮できる仕事に就けば、別段難しいことはない。 先輩に教わるまでもなく、自分で努力すれば伸びていく。 仕事がうまくいかない人や仕事で財を築けない人は、その仕事に向いていないことに気がつかない無能な人だ。 厳しいようだか、それが事実である。好きな仕事をしていて、伸びなければ、好きでもその仕事に対する才能がないということ。 学歴なんか頼るな。 自分の才能を見つけないといけない。 ■ストレスさえ面白がるのが一流
希代の天才イチロー選手でも、ストレスで胃潰瘍になったが、彼がこんなセリフを言えるくらい強いから、復帰も早かったのではないだろうか。 ストレスさえも「面白い」と表現できる強さ。 誰にも真似できることではないだろう。 ストレスが苦しみを与え、生命力を感じさせる。 その命が、ストレスに負ける時がいつか来るのだろうが、イチロー選手には、まだまだ先のことだろう。 彼は野球の天才だが、生きる天才でもあるようだ。 ■自分が「できること」だけに集中する
あなたには才能がある。 そして、あなたにはできないこともある。 また、残念だが限界もある。 世界中の人間がそうなのである。 あなたはあなたができることを精一杯して、それか誰かの役に立てばそれでいいのである。 なにもトップに立たなくてもいいし、絶世の美女にならなくてもいい。 いや、あなたができると思えば、それを目指すのも悪くない。 だが、できないことが必ずある。 ■「考え方」「生き方」を見直してみないか
一人の優秀な人間がいても、その周りの一万人の人間が愚かだったら、その一人は消されてしまう。 社会が間違った方向に進むと、優秀な、才気溢れる論客が、「それは違う」というが、その男は必ず消される。 人間の「考え方」「生き方」は、それが属している社会の質の悪さに、大いに影響されるものだ。 悪くなること、落ちぶれること。 それは非常に簡単なことだ。 ■できる男は「行動」し、できない男は「講釈」する
インターネットの普及で、世界的に無能な人間が増えてしまった。 ネットの掲示板で語っただけで、満足し、何も行動に移さない。掲示板に書くことによって、自分は行動していると勘違いしている。 ブログも良くない。 自分が行動したことを紹介するのはいいが、社会批判など、延々と書き続けている連中は、何も生まない。読者もほとんどおらず、完全にマスターベーションになっている。 ブログをやっている人で、社会に貢献したいと思うなら、行動したことを書くべきである。 ■あなたも必ず才能を開花できる
天才とはあきらめない人。 やはり、それは努力する人、といえる。 それから、天才は自分にどんな才能がないかを知っている。知っているから、その分野に踏み込んでいく。 プロ棋士の藤井聡太が天才であるのは間違いないが、ではなぜ、彼は将棋の世界にいるのか。 大谷翔平はなぜ野球をやっているのか。 マイケル・ジャクソンはどうして、歌とダンスを融合させたのか。 天才たちは、自分がどの分野の天才か、幼い頃からわかっている。そして努力をする。その努力がどれくらいものすごいことか。 サラリーマンの週休二日制でちょっと残業があるくらいの努力では、到底追いつかない努力だ。 天才になることは誰でも可能だ。 自分の才能を見つけて、睡眠時間を削って削って努力するのである。 あなたが、まだ若ければ、それができる。 |
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