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■「負けるだろうな」と思った瞬間が負け
「自分は負けるだろうな」 こう思うのは、病に冒されたときだけにしろ、と言いたい。 健康体で元気に動けるのに「負ける」と思ったら、本当に負けてしまう。 アントニオ猪木さんは、「元気があれば何でもできる」と言っていましたが、ものすごく名言でしょう。 「もう無理だ。もう限界だ」 と思ったときは、やはり仕事で失敗するでしょう。 「まだまだできる。こんなもんじゃない」 と頑張った時のほうが成功する。 もちろん、マイケル・ジョーダンが言うように、「負けない」と思っても、負けたことはある。むしろ負けている数のほうが多いかもしれないが、健康体であれば、「負けるだろうな」などと思ってはいけない。 ■男には、「絶対負けられない戦い」がある
泥臭く勝ったり、恥も外聞もなく勝ったりすると、その勝者は賞賛されないことがあります。だから、多くのスポーツ選手は、カッコよくプレーしようとしているのではないでしょうか。 しかし、必ず勝たなければいけない試合で、カッコをつけている場合ではないのである。 仕事でも、人生でも、必ず勝たなければならない瞬間がやってくる。 恥も外聞も捨てて、勝つことにこだわらなければならない時がやってきます。 「負けても仕方ない」という話ではなく、「負けたら後がない」という瞬間に直面する。 その時に、カッコをつけていたら、あなたは確実に負ける。 死に物狂いでそれに取り組まないといけない。 ■ 平常心でいられるか、無心になれるか
ゴルフをしていると、悪いショットをした時は、ボールがクラブのウェッジに当たる前に、「あ、だめだ」とわかる。トップの位置で、あれこれ悪い事を考えすぎるのだ。 その悪い考えとは、たいていがポジティブすぎること、あるいは逆にネガティブすぎることである。「一打で乗せてやろう」と力む。 逆に、「ああ、だめだ。とてもあのグリーンには乗せられない」と弱気になる。どちらもダメなのだ。 大切なのは、平常心、または無心である。 焦れば焦るほど、失敗するか、目標が遠のく。 ブログやネットの日記などで、「俺は成功する!」とやたらほえている人がいるが、これはプレッシャーになるだけです。 「株で一億円儲けるサラリーマンのプログ」などを読んでいても、儲かる気配は一向にない。 自分が強靭だと思っている人は、ポジティブに、強気に生きていけばいいでしょう。しかし、強者を叩くことが流行のこの時代に必要なのは、平常心である。 あまり吼えてはいけない。 静かに、時を待つことも重要なのだ。 ■「人のせい」にする男は二流
「庶民の気持ちがわからない政治のせいで職がなくなった都落ちだ」 とある新聞に書いてあった。 若者たちも、「景気が悪いから仕事がない」という。 しかし、富裕層と呼ばれる人たちもいて、彼らの中には若い男もいる。 金持ちは知恵があり、努力もしている。 そして、他者のせいにする人間は決まって、能なしだ。 ■ 「自分のため」の仕事をしているか
仰木さんはプロ野球の監督として超一流だったが、きっと他の仕事をしても、誰かの人生を導く啓蒙をしても、超一流だったに違いない。あの清原和博が、仰木さんに惚れて、オリックスに入ったんだから。 会社では、能力のある人間もいれば、仕事の遅い人間もいるが、それぞれがベストを尽くせば、全体の成績は自然に上がるものだ。 「残業は全員で一緒にやるものだ」などと、できの悪い人間の手伝いをするようでは、組織としての効率は下がるだけだ。 個人個人が、自分のために、一生懸命やっていれば、それで仕事は完成するはずだ。 ■ 転職を見つけよ
天職を見つけられない男には劣等感があり、天職で成功している人間を妬む。 天職を見つけよ。 なんとしてでも。 やりがいがあり、楽しく、周囲から認められる仕事が、あなたの天職だ。 また、少年の頃から目指していた仕事も、天職である可能性が高いが、そこでも重要なのは、周囲の評価である。 「その仕事は、君には向かない」 と誰もからいわれるのであれば、自分を過大評価しているのだ。 ■ 「いい面構え」の男になれ
男というのは、経験がモノをいう生きもので、その経験の有無が顔に出る。 それを見て、 「頼りがいがある という女性は、世の中に多い。「年上男性を好む」女性である。 仕事中に、ぼうっとしていたり、ニヤけていたり、女のことを考えている男は、大半が若い男子で、彼らが仕事をできるようになるには、青天の霹靂のようなショックがないとダメだ。 リンカーンは、「四十になったら」といっている。 若い頃にサボっていたり、遊んでばかりいる男が、四十歳になって顔がよくなることはない。 せめて、二十五、六歳で、もう一人前の面構えをしていてもらいたいものだ。 ■ もっと欲を持て、欲を出せ!
男は何のために仕事をするのか。 欲望のためである。 それがない男は、「毎日、ただ寝ていたい」と思うだろう。 また、仕事をしていても、欲望を満たせない男は、仕事に対して萎える。簡単な話である。 仕事は、生活ができて、なおかつ、ある程度の欲求を満たしてくれないと続かない。 女は、欲望(物欲、金を儲けたい欲)が少ないから仕事が続きにくいのだ。 ■ 何が何でもお金を手に入れよ
金があれば何でもできる。 ルックスが悪くても、金があればセックスしてくれる女も大勢現れる。 金で得られないモノは愛だという。 しかし、貧乏なら愛されるというのも幻想であり、慰めである。 男は欲望に生き、金はさらなる欲望を生み、その男を前進させる。 金を持つのを悪いというなら、宝くじをやめよ。 金持ちを中傷するなら、自分の欲望を問いただしてみよ。 ■ 男なら「上等」なものを身につけよ
洋服、腕時計、車・・・男なら、なるべくお金をかけたいものだ。 それをわかってくれる女と会うと、また上昇できる。 「華美はいかん」とは、派手なものを避けるように言っているのでしょうが、たしかに、いい車を買って、改造してしまうことや、腕時計にダイヤモンドを埋め込んだり、真っ赤なブランドスーツを着たりすることは、お金がかかっていても低俗に見える。 なかなかいい名言です。 ■ 男の器は「お金の使い方」でわかる
高価なものを買うことがステータスの時代には、金はばら蒔かれ、さらに経済は活性化した。 価格の下落や無料が価値になったこの時代では、金はタンスの奥や郵便局にしまわれ、経済は悪化する一方だ。 一万円の腕時計を買うのに女に相談している男がいた。 そして、「もう少し安くなるまで待つ」といって、買わない。 これでは、不況からは脱出できない。 ■ あなは会社に貢献しているか
トヨタが世界一になったのは、社員が「トヨタは素晴らしい。ずっと安心して働ける。トヨタのために頑張りたい」と思っていたからだ。 サラリーマンというのは、人に使われているような感覚があり、プライドが高い人間は、サラリーマンにはならないほうが無難だ。 しかし、人間は、「誰かのために働きたい」と思った時がもっとも美しい。 あなたの会社が大きくならないとしたら、社員たちが、「会社のために働く」という意識が無いからだ。会社も、社員をバカにしているのかもしれない。 会社と社員の関係は、親子のように、信頼関係を強くしなければならない。 ■ 世に出る二つの方法
たいして努力もしていないのに、その分野のトップに立てる人がいる。 その場合、その人は、「天才」といわれがちだが、実は、その分野が落ちぶれていて、たいした人間がいないということもある。 才能がある人たちで溢れる活発な分野に挑戦するには、努力して、突っ込んでいくしか道は開けない。 その分野に才気溢れる人物が少なかったら、チャンスだと考えて、その分野に入っていくのもいい方法かもしれない。 |
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