|
■「勝ち負け」にこだわる男になれ
人生において、「勝ちたい」「成功したい」と思わない人間が、それを得ることはない。激しく、哀願するように、または狂ったように、自分の成功を念ずる者がそれを勝ち得る。 「もう、あとがない」 断崖絶壁に立たされたような状況で祈る。 「この世界で、絶対にトップになる」 他の人が口にしないような意気込みを語る。 「必ず仕事を成功させて、大金を得る」 かたくなに、そう決意する。 世の中のほとんどの人が、勝ち負けを意識しないで暮らしています。 誰かから見たら「負け組」に見える人間たちも、実は、最初から勝負の世界にいなかった。勝敗とは無関係な人間なのです。 だから、彼らを責める必要はありません。 そんな中で、「勝ち負け」を強烈に意識した人間は 突出する。 その激しさは、勝負の世界にいない人間には、奇異に見えるくらい、輝き、研ぎ澄まされているものだ。 ■人と違うことをやる
幸福になる方法は、自分が、「幸せだ」と思うこと、簡単なことだ。 貧乏でも、「私は愛する家族に囲まれて、幸せだ」と言っている人はたくさんいる。 つまり、幸せは、主観で決まる。 一方、誰が見ても、「あいつは幸せな奴だな」と思わせる幸せとは何か。他者とは違うことをして、しかも認められたり、成功したりしている状態である。 幸福になるには二つの方法がある。 自分で「幸せだ」と思うか、他者とは違うことをして、おおいに認められること。 男なら、後者を選びたいもの。 ■ 「弱者」のままで一生を終わるな
弱者になるのは簡単である。 何もしなければいいのだ。 現状維持でもいいのだ。わざと堕ちてもいいのだ。 「強者になりたい」と思わなければ、人生は本当に楽です。 男としては、それでは情けないのではないでしょうか。 それでいいのなら、もう何も言わない。多くの弱体化した日本の男たちと一緒に弱まっていくといい。 ですが、弱者でいるのが嫌ならば、強者の世界の快楽を味わおう。 ■ 「最高の明日」が思い描けるか
「明日。奇跡が起こるかもしれない」と考えながら、眠りにつく。 病気が快復するかもしれない。お金がたくさん、入ってくるかもしれない。 好きな女性から、連絡が来るかもしれない。 ああ、なんて、明日って愉しいのだろうか。 人生が楽しくない人、明日が来るのが嫌な人は、想像力不足の人だ。 ■ 成功者ほど失敗を繰り返す
成功とは持続しないもの。 中には、成功し続けている人もいるが、それはその人が天才なのか、その世界で秀でた人間がその人しかいないのである。 多くの成功者は、なんども失敗を繰り返している。 庶民から見れば、ずっと華やかに見える人物も、陰で泣いていることが多い。 スポーツ選手は短命で、その短くも華やかな時間の中でも、失敗をしている。 その失敗から学ぶ選手は、きっと、記録に残る活躍をし、「大選手」といわれて引退できるのでしょう。 ですが、成功をし続ける人間は稀です。 若くして成功し、遊んで堕落していく者。年老いてから成功し、金持ちになったが、女遊びもできないほど弱っている者。男盛りの時期に成功したが、一瞬で終わる者。 成功とは、大半の人間にとって、「不幸」なものだ。 だが、成功は何度も経験したくなるほど、強烈な快楽なのである。 ■ あなたの「目的」は何なのか?
男は、社会の役に立ちたいと思い、生きる。 女は、男の役に立ちたいと昔は思っていましたが、今の時代は、男と戦いたい、負けまいと思い、生きている。 目的がない人などいません。 目的が定まっていないか、「目的」という意味がわかっていないだけです。 他人に尽くすことも目的になるし、自分の快楽も目的になる。 ■ 五年後の夢が、今の不安を消す
今の時代、夢、野心、目標がある男が非常に少ない。 それがないから、他人の批判や中傷に明けくれたり、人生の方向を誤って、ずっと底辺で生きることになる。 男の場合、欲望として、大金が欲しかったり、女が欲しかったりして、それを急ぎすぎて転落する。それはもともと。自分の中にあった恐怖だ。 「大金が欲しい。詐欺をしてみようか」 「女子高生が好きだ。痴漢をしたい」 そういう欲望は、実は己の中の恐怖である。 恐怖をなくすには、大志を抱くことです。 大きな夢がある男が、痴漢で転落することはない。 何もないから、身近な欲望に走るのだ。 何もないから、他者から誤解される。 五年後の目標、夢を描いてみよう。恐怖がなくなるはずだ。 ■ 夢を見ること、夢を見せること
プロスポーツのトップ選手は、お金があって、女にもてて、セックス三昧なのを少年たちにもっと教えないといけない。マスコミはそれを叩いたりせず、絶賛するべきだ。 成功者のセックスに対して、それを潰そうとする連中が多いし、セックスをさらけ出している男は、CMにさえも起用されない。 日本人に、大物の男たちが少ないのは、少年たちが夢を見ないからだ。 「プロ野球選手になってもこの程度か」 と、少年に思わせては終わりだ。 ■ 今、ここから人生は逆転できる
人間は、歳をとっても、どんどん夢を作っていくべきだ。 若いころは、ひとつの夢に向かってまっすぐ進めばいい。 老いてきたら、夢は多種多様、複雑化していき、それが楽しくなるものだ。 四十歳になってから、新しい志を持つことは恥ではない。 逆に尊敬される。 初老といわれる歳になっても、若々しくしている人がいるが、夢や目標があるからである。 |
|
||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 仕事のできる男・できない男との違い All rights reserved. |