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はて、私たち人間に平等に与えられているものは何だろうと考えたことはありませんか。 私たちは生まれながらにして、他人と平等に生まれているものなど何ひとつありません。 貧富の差、才能の有無、頭の良し悪し、丈夫な体かそうでないか、美人に生まれているかそうでないか、など言い出したらきりがないほど、人間は不平等で生まれているのです。 余談にはなりますが、なぜそうなったかは、私たちが生まれるときに、天に注文ができないものが、何点かあるからです。 一つには、男に生まれたいか、あるいは女に生まれたいか 二つには、どういう両親のもとに生まれたいか 三つには、日本で生まれたいか、外国で生まれたいか 四つには、金持ちの家に生まれたいかそうでないか この結果、私たちは生まれながらに、不平等になっているわけです。 ただし、そういう原因を自分が過去の世で作ったのかどうかは分かりませんが。 いずれにしても、このように不平等な世界ではありますが、二つだけ平等に与えられているものがあります。 一つは、人間は必ず死ぬということです。 二つには、時間の速さも、平等に与えられています。 ですから、死ぬということは別にして、時間はかけがえのないもので、時間の有効活用だけは自分の責任になるからです。 「時は金なり」というように、時間の大切さを教えることわざも多くあります。 約束をした時間の5分前に相手より先に約束の場所に来る人と、必ず遅れてくる人がいませんか。 このような人間に与えられた宝物である時間の使い方によって、その人の人格まで見通せます。 ビジネスマンの交渉なら、時間に遅れた来るような人は信用できず、取引の成功、不成功に直結するものです。 人に与えられた大切な時間を遅れることによって、相手の大切な時間を浪費させているわけですから、これぐらい大きなルール違反はありません。 待っていた人が、もしこの5分を利用すれば、本の何ページかでも読めるし、スケジュールのチェックなどもできますが、待たされると知らなかったために、そういうこともせずにムダに待っていたかもしれません。 時間にルーズな人間は、信用するな。 |
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